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【序章】パリ到着! 【1章】パリの美術館めぐり 【2章】16区の街並み散策 〜アール・ヌーヴォーとの出会い〜 【3章】モンマルトル音楽散策 【4章】バスティーユ〜ヴィレット地区へ 【5章】なつかしい場所です 【6章】こんなもの食べました。美味しい〜 【7章】番外編 モンパルナス墓地 【8章】お世話になりました
 パリの美術館は想像を絶する程数が多いです。とても数日の滞在ではすべてを見る事が出来ないので、今回は行きたかった美術館のいくつかをピックアップして鑑賞しました。

オランジュリー美術館
 ここの見所は何と言ってもモネの大作「睡蓮」が8枚、2部屋の楕円形のスペースいっぱいに4枚ずつ飾られています。絵の色彩と自然の光がそのゆったりとした空間のスペースに溶け込み思わず息をのみます。2001年から6年間に渡り大改装されこのスペースが誕生。これは必見です。
 階下にはその他に画商であったマダム・ウォルターから寄贈された作品が多数展示されています。ルノワール、セザンヌ、マティス、ピカソ、ユトリロ、ゴーギャン、シスレー等。
(オランジュリー・・・17世紀にこの地でオレンジ等の柑橘類の温室があったことからオランジュリーという名前がついたそうです)
モネ「睡蓮」の大作
オルセー美術館
 オルレアン鉄道の終着駅 オルセー駅は1900年からわずか39年で幕を閉じ1986年に美術館として復活しました。セーヌ川に面した好立地にあります。ちょうど留学中に完成してオープンしたのですがゆっくりと見る時間がなく思い残していたのですが今回はゆっくりと半日かけて見ることが出来ました。この夏の間はセザンヌからピカソまでというエクスポジションも開催されています。印象派の見所作品が豊富です。
 ミレー「落穂拾い」、マネ「草上の昼食」、ルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」、ドラクロワ「ライオン狩り」、ゴッホ「オヴェールの教会」、ドガ「青い踊り子」、中2階にはアール・ヌーヴォー、ギマールの作品やロダンの「地獄の門」など、、、書ききれません。

オルセー美術館 1階入口から
入口の上にある時計
ジャン=バティスト・カルボー 「ダンス」
オーギュスト・ロダン 「地獄の門」
ルノワール
「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏場」
ギマールのデザインしたメトロのプレート
オルセー美術館のカフェテラスからの
セーヌ川の眺め
ドラクロワ Musee Delacroix
 サン・ジェルマン・デ・プレ教会横の通りを抜け、フェルスタンベール通りを入った6番地にドラクロワが住んでいたアパルトマンの一部とアトリエがあり、公開されています。ここにはドラクロワの作品やエッチングを含め、パレット、手紙、コレクションした数々の品が展示されています。
 アトリエの下には小さな庭がありました。とても落ち着いた空間でこの場所でじっくり大作が練られたのも納得出来ます。彼の手紙にはこのアトリエはとても気に入っていて仕事がよく出来ると書かれています。晩年の作品 サン・シュルピス教会のフレスコ画に取り組むためにこのアパートに移り住んだそうです。
見たかったジョルジュ・サンドの肖像画がなかったのが残念でした。

ドラクロワ美術館 入口
ドラクロワ美術館 中庭
サン・シュルピス教会の中
ブランクーシのアトリエ
 1876年にルーマニアで生まれた彫刻家 コンスタンティン・ブランクーシは1904年からパリに定住し1957年にモンパルナスで亡くなりました。地区整備のためにアトリエが取り壊される事になり、それを残したいという思いからブランクーシはアトリエ全体を国立近代美術館でそのまま再現することを条件にフランスに寄贈しました。
 作品の美しさに思わずため息。アトリエがそのまま残されていてまだそこで作品を作っているような錯覚を起こしました。とても魅力がありました。
【代表作】 「無限の柱」、「マイアストラ」(ルーマニアの民謡に出てくる鳥の名前)、「空間の鳥」

「無限の柱」
「マイアストラ」
(中央 マーブルブルー)
「空間の鳥」
アトリエ部分
アトリエ部分
【序章】パリ到着! 【1章】パリの美術館めぐり 【2章】16区の街並み散策 〜アール・ヌーヴォーとの出会い〜 【3章】モンマルトル音楽散策 【4章】バスティーユ〜ヴィレット地区へ 【5章】なつかしい場所です 【6章】こんなもの食べました。美味しい〜 【7章】番外編 モンパルナス墓地 【8章】お世話になりました
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